もずめか日記・改

女+女で波乱万丈に生きる、スペクタクルノンフィクションストーリー。
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    【カム】母の場合〜その1

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       今日は実家に【お届け弁当】を持って行って来ました。

       献立は【アスパラの豚ロース巻】【トリモモと春キャベツのコンソメスープ】なんですけど、味見したおかんが、


       「うんまっっ!!! いつからこんな料理できるようなったんか不思議……超不思議……」


       めかぶに会うまでは、20歳からずっと一人暮らししてますけど料理とかしなかったですからね。
       牛丼屋とラーメン屋があれば生きていける。だからいつも冷蔵庫の中身は酒だけ。

       それが人って変わるんですね。

       今や台所は私のテリトリーです。


       こんばんは、もーずくです。


       家族、特に両親へのカミングアウトというのはなかなかにして難易度が高いものです。
       私も、めかぶと出会うまでの29年間、本当にひた隠しにしていました。

       まず、私は幼い頃大病をし、手術を受けました。今でこそ体育会系ですが筋トレを始めるまでは運動を禁止され、精神的にかなり暗い少女でした。
       その後病気というものは数珠つなぎして、まず右目の視野が欠け、左耳の聴力が消え、二十代過ぎに受けた婦人科検診で重篤な子宮内膜症が発覚、不妊症の診断を受けました。



       体に欠陥だらけ
       社会に貢献もできない
       だから男としての役割も果たせない
       子供も産めない
       だから女としての役割も果たせない


       もともと自分の性別がはっきりわからなくて悩んではいましたが、私って男なんだろうか、女なんだろうかと強く不安になったのはやはり【不妊症】がわかった時でしょうか。結婚願望は全くない方で、しかも子供はいらない考えの人なので別にいいといえばいいんですが、それでも、女の体として生まれてその能力がない、これは自分が不完全な人間だといわれているようでさすがにショックでした。

       外見からは分からない病気ばかりで今となってはありがたいと思っていますけども、当時は情緒不安定だったと思います。


       そんな私は一人っ子で、母は私の杖となり支えとなり病気と闘ってくれていました。

       【この子には私しかいない】、母はその覚悟を持って私に心血を注ぎ、私も頼りきり。周りから見たら異常なまでの一体感だったと思います。実際私も、母の顔色に敏感な人間に育っていきました。

       ただでさえ病気というものでもう十分苦労をかけているのに、これ以上苦しませたくない、そう思うととても真実を話すことはできませんでした。


       しかし中学の時、私は初恋の人に出会います。
       明らかにはっきりとした恋心に戸惑い、迷いに迷った挙句母に相談したことがありました。



       私、女の子に恋心持ってるみたいなんだけど、やっぱおかしいよね



       恐る恐るつぶやく私に母は、



       うん、おかしいね



       とだけ答えました。

       その後特に会話はなかったのですが、ダメだ、母には絶対に知らせられないと固く誓った覚えがあります。


       とはいえ、母は厳しい人ですが根本的に視野の広い人で、世間の同性愛者を異端視することはありませんでした。
      じゃあ娘のことも認めればいいと思うのは大間違いで、それが容易にできないのが【親子、親族】なのだと思います。



       始めて付き合った彼女の時も、私は終始【友人】であることを貫きました。


       母に悲しい思いをさせたくない。
       かといって、実の親に嘘をつき続ける日々は本当につらいものでした。


       そんなある日、めかぶに出会います。
       めかぶとお付き合いが始まっても、私は当然【友人】だと説明していました。
       ところが、めかぶは今までに出会ったどの女性とも違うタイプで、何より【覚悟】の強さがビシビシ伝わっていました。


       もし私たちの真実が明るみに出たとしても、容赦なく罵られてもかまわない覚悟。

       私の両親に罵られても、あらゆる方法を考えながら歩み寄る努力をする覚悟。

       そして、何より私の両親を大事にしてくれていました。


       でも、だからといって打ち明けて円満解決するとは限らないのです。
       きっと失うものもある。
       この場所に居続けることも不可能になるかもしれない。


       するとめかぶは、自分は全国どこででも働ける自営業なので、もし何かあっても全国行脚すりゃいいよーとも言ってくれました。


       そんなめかぶを見ていたら、こんな素敵な人に出会えてこんなに努力してくれていて、それでも【友人】だと貫き通せるのかと不安になってしまったのです。

       両親の最大の悩みと言えば、結婚というものより、自分たちが死んだ時に残された私のこと。病気だらけの一人娘が、自分たちの死後ちゃんと生きていけるのか不安、これに尽きるのだと思います。実際、あまり「結婚しろ」ということは言われていません。


       それならば何ら臆することはない、この人が私の生涯の伴侶ですと、父ちゃん母ちゃんがお星様になっても、私は一人じゃないんだよと伝えたい。
       その気持ちは日々大きく育っていきました。



       そして私は、29年間の懺悔をするため、母に会いに行くのですが果たして……。



      〜つづく


      ☆本日の1曲

      石川智晶【アンインストール】
      ⇒アニメ【ぼくらの】のOPで有名な名曲。
      どちらかというとロック、ダンス、トランス系が好きな私でしたが、これは度肝抜かれました。


      この星の無数の塵の一つだと
      今のぼくには理解できない



      美しい旋律、ボーカルに涙腺がじわっと来ます。



      ******

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