もずめか日記・改

女+女で波乱万丈に生きる、スペクタクルノンフィクションストーリー。
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    幸子……!(入院話・第1話)

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       無事におうちに帰ってきました。


       こんにちは、もずくです。


       無事に『白い巨塔の旅』が終わり、自宅へ帰ってきました。
       経過としては、今のところ順調です。麻酔が完全に抜けるまではまだふらふらするので、3〜4日はおうちでじっとしてます。


       さて、もずめかとしては大きなイベントでした。どちらが片方が『入院』というのは。
       ちょっと振り返ってみます。


       今回、私の病気と言うのは『胸の中にうみが溜まる袋ができてしまう』もので、1年前からその症状が出始めました。
       最初は3ヶ月に一度溜まって、突然皮膚を破ってぶほぁっという感じでうみが吹き出て、その都度あわてながらガーゼを当てたり薬を塗ったりしてやり過ごしていたのですが、後半の方になると周期が2ヶ月になり、うみが溜まると高熱が出て脇の方まで腫れて痛むようになってきていました。

       私はメインが肉体労働なので、うみが出てしまうとお客さんに接触するのが難しく、困り果てていたところついに主治医から『腫瘍が悪性になる前に完全撤去』を進められ、今回の入院にいたった次第でございます。

       現在私の両親は二人とも病気のため身動きが取れないので、あまり詳しく知らせていませんでした。
       そうすると、入院中の緊急連絡先をめかぶにしたいところなのですが、皆様もご存知の通り『法律上の家族』でないと断られることの方が多いものです。


       しかし今回私は、まず両親の気持ちを動揺させたくないこと、そしてめかぶは私の仕事仲間でもあり大事な友人でもあり、そしてある意味両親よりも私をよく理解していると説明しました。

       まあここまで言うと『あーこの2人そういう、はあなるほどね…(にやり』と受け取られるとは思ったのですが、私は何とか『緊急時の対応はめかぶに』と頼み込みました。

       すると担当の医師が、少し考えたあとに、


       『時として、つらい報告が出る場合もあります、それを彼女に背負わせる可能性もあります。覚悟はおありですか?』


       私はしっかりと首を縦に振って、


       『彼女も私も背負う覚悟はできています。よろしくお願いします』


       と言いました。
       したらばその先生、うんうんと何度もうなずいて『じゃあそのように私が手配します』と。


       アメージング……!

       通っちゃった……!


       結局のところ、手術室へ立ち会うのも、手術室から帰ってくるところも、手術日丸一日側についてくれていたのはめかぶでした。
       看護師さんの一部では『あの二人……』と噂になっていたっぽいですが、そんなことはどうだってよろしい。

       何か、すごく嬉しかったな。先生に感謝だな。


       話は戻って手術前夜。『もずくなし睡眠1日目』のめかぶを襲ったのが深夜の地震でした。
       けっこう揺れたそうで、怖かったみたい。
       でも私がいたらきっともっと大変だったと思うんだ。(私は地震になると我を完全に見失います) 

       そして手術当日、一緒に手術室まで看護師さんとめかぶと歩いて向かいます。

       手術室の扉で『んじゃ行ってきます』って言った時、めかぶが今まで見たことないような顔してたな。
       扉が閉まるまで手を振りました。

       そして手術室。

       全身麻酔は中1で心臓の手術をして以来。
       手術室に入るのは、27歳ぐらいの時に両膝のボルトを抜く時以来。

       この場所に『懐かしい』とかそういう感情を持つのもおかしいですが、よく耳を澄ますと、


       何かクラシックかかってる。


       手術室の待合でクラシック。

       そして私が実際に手術する部屋に入ってもクラシック。


       『だ、大丈夫だからね、落ち着いてね、これでも聞いて落ち着いてね』感が半端ない。


       ほっといたら何か執事がスコーンとかディナーとか持ってきそうな空間。
       いやここ手術室だから。
       今から料理されるの私だから。(うまいこと言ったつもり)
       

       そして自分で手術台の上に乗り、麻酔の先生がせっせと血圧計を巻いたり点滴の針を刺したりしている間、


       ずっと、


       めかぶのことを考えていました。



       病気するって、してる本人もそら大変だろうけど、側にいる人ってもっと大変だろうな。
       変わってあげたくても変われないし、医者じゃないから治してもあげられないから、


       これしちゃだめだよ

       気をつけてよ


       口から出るのがどうしても説教系になるのね。
       だから時としてたとえそれが甘えだったとしても『ほっといてよ』だの『うるさい』だの言われて、どうにもできなくて自己嫌悪になって自分を責める、それがパートナーなんだ。


       もっと早くめかぶの言うことを聞いて、病院へ行ってたらよかったな。
       ごめんねめかぶ。
       手術が終わったら、早くありがとうって言いたい。ごめんよって言いたい。


       そんなことを考えながら、私は麻酔の薬に誘われ眠っていきました。


       そして約2時間くらいが過ぎたころでしょうか。


       私は夢を見ていました。


       小林幸子大先生が、きらびやかな衣装に身を包んでいるのを見ながら激しく私、怒ってるんです。

       何で、紅白に出れないんだと。
       今までの紅白の締めを担っていた先生が、なぜ出れないんだと。

       何かすっごい私、怒ってる。

       やがて私は誰かに名前を呼ばれているのに気がついて、返事をしようとするんですが息ができないんです。

       吸えるけど、吐けない。

       落ち着いて4〜5回息を吸ったところで、やっと吐くことができました。そしてうっすら目を開けると、数人の病院服の人物が眼に入り『ああ、手術終わったんだな』と気がつきました。

       そうしているとうっすらとめかぶの声も聞こえて、私は声をふりしぼって思いを伝えました。
       手術前、伝えたいことがいっぱいあったにもかかわらず、私が口にしたのは、



       『幸子……小林幸子が夢に……! 何でか知らんけど幸子が……!』



       
       
      〜つづく


      ******

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